古い建物やアンティークの品物などは棒鍵が使われていることが多いです。
こちらの鍵をもし紛失してしまった場合、鍵屋を探さなくてはいけません。
棒鍵の作成に対応してくれる鍵屋さんは少ないです。わざわざ遠くの鍵屋さんにお願いしなければならないかもしれません。

棒鍵にもいろいろな種類があります。「ウォード錠」と「レバータンブラー錠」の二種類と、この2つのタイプを組み合わせたタイプのものがあります。大きく分けてこの3つです。

日本国内でよく使われていた棒鍵は主に「レバータンブラー錠」です。ゴールやショウワ、ウエストなど日本を代表する昔からの鍵メーカーがよくこの棒鍵を作っていました。
自動ドアや倉庫の扉の鍵として使われていることが多かったようです。

「ウォード錠」を作っていたメーカーも少数ながらありました。代表的なのは「ホリ社」です。「バリブルロック」という鍵はとてもよくできた鍵で、ホリ社はこのタイプの鍵では日本でナンバーワンのメーカーでした。
高級鍵に分類されるようなもので官庁や高級ホテル、高級住宅等で今でも現役で使われていることがあります。

そうはいっても最近はディンプルキーがどこも主流になっています。
ですから、鍵屋でも棒鍵を扱える業者はどんどん少なくなっています。紛失してしまうと対応してくれる業者を探すのに一苦労してしまうことでしょう。